テレビ芸術科学アカデミーは第77回エミー賞のノミネーションを発表し、『Severance』、『The Penguin』、『The Last of Us』、『Andor』などの強力な候補作が9月の授賞式に向けて名を連ねています。
ハーヴェイ・ギレン(『What We Do in the Shadows』)とブレンダ・ソン(『Dollface』)が司会を務めた本日のノミネーション発表ライブストリームでは、2025年9月14日に行われる授賞式の有力候補として複数のシリーズが浮上しました。
『Severance』が27ノミネーションで圧倒的優勢
Apple TV+の心理スリラー『Severance』は、作品賞(ドラマシリーズ部門)、監督賞、キャスティング賞などの主要カテゴリーに及ぶ印象的な27のノミネーションで、今年の候補をリードしています。高く評価された第1シーズンに続く本作の復活は、テレビ芸術科学アカデミーの投票者に明確に響いたものです。
ドラマ部門では激戦が繰り広げられており、HBOの『The White Lotus』が23のノミネーションで僅差で続き、『The Last of Us』(16)、『Andor』(14)、『The Pitt』(13)がそれに続きます。コメディ部門の争いも同様に接戦となっており、セス・ローゲン主演のApple TV+風刺作品『The Studio』が23のノミネーションを獲得、『Hacks』(14)や『Shrinking』(9)などの強力な競合相手と対峙します。
スクリーンのレジェンドに歴史的なノミネーション
歴史的瞬間として、83歳のハリソン・フォードが『Shrinking』でのコメディシリーズ助演男優賞で自身初のエミー賞ノミネーションを受けました。彼は共演者のマイケル・ユーリーや『The Bear』のエボン・モス=バクラックなど、強力なライバルと競うことになります。
注目のノミネーション漏れとサプライズ
マーベルの『Agatha All Along』は(キャスリン・ハーンが『The Studio』で助演女優賞ノミネーションを得たことを除いて)無冠に終わった一方で、『スター・ウォーズ』ファンは『Andor』の成功を祝福するとともに、ディエゴ・ルナとステラン・スカルスガードが見落とされたことを嘆きました。Netflixの『Squid Game』は衝撃的にノミネーションを一つも獲得できませんでした。
『Severance』シーズン2の8/10レビューと『The Penguin』フィナーレの7/10レビューをお読みください。ノミネーション完全リストはこちらでご覧いただけます。または、以下の主要カテゴリーをご覧ください:
主要カテゴリー一覧
作品賞(ドラマシリーズ部門)
- Andor (Disney+)
- The Diplomat (Netflix)
- The Last of Us (HBO)
- Paradise (Hulu)
- The Pitt (HBO)
- Severance (Apple TV+)
- Slow Horses (Apple TV+)
- The White Lotus (HBO)
作品賞(コメディシリーズ部門)
- Abbott Elementary (ABC)
- The Bear (FX on Hulu)
- Hacks (HBO)
- Nobody Wants This (Netflix)
- Only Murders in the Building (Hulu)
- Shrinking (Apple TV+)
- The Studio (Apple TV+)
- What We Do in the Shadows (FX on Hulu)
作品賞(リミテッドシリーズ部門)
- Adolescence (Netflix)
- Black Mirror (Netflix)
- Dying for Sex (FX on Hulu)
- Monsters: The Lyle and Erik Menendez Story (Netflix)
- The Penguin (HBO)
主演男優賞(ドラマシリーズ部門)
- スターリング・K・ブラウン (Paradise)
- ゲイリー・オールドマン (Slow Horses)
- ペドロ・パスカル (The Last of Us)
- アダム・スコット (Severance)
- ノア・ワイリー (The Pitt)
主演女優賞(ドラマシリーズ部門)
- キャシー・ベイツ (Matlock)
- シャロン・ホーガン (Bad Sisters)
- ブリット・ロウアー (Severance)
- ベラ・ラムジー (The Last of Us)
- ケリ・ラッセル (The Diplomat)
主演男優賞(コメディシリーズ部門)
- アダム・ブロディ (Nobody Wants This)
- セス・ローゲン (The Studio)
- ジェイソン・シーゲル (Shrinking)
- マーティン・ショート (Only Murders in the Building)
- ジェレミー・アレン・ホワイト (The Bear)
主演女優賞(コメディシリーズ部門)
- ウゾ・アドゥーバ (The Residence)
- クリステン・ベル (Nobody Wants This)
- クインタ・ブランソン (Abbott Elementary)
- アヨ・エデビリ (The Bear)
- ジーン・スマート (Hacks)